くまもと伝統工芸品復興一途|桑原竹細工店の作家 桑原哲次郎

artisan

桑原哲次郎

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artisan name

桑原竹細工店桑原哲次郎

Genre

木工・竹細工

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profile

1961年、八代市生まれ。幼い頃から竹馬や竹とんぼなどの竹製玩具に親しんで育つ。大学卒業後、メーカー勤務を経て29歳で帰熊。先代の父のもとで竹細工職人となり、現在に至る。

代表作品Creation

feel

  • 装飾品としてではなく、
日常で使う道具として極めたい
  • 装飾品としてではなく、
日常で使う道具として極めたい

装飾品としてではなく、
日常で使う道具として極めたい

古くから日奈久温泉を代表する土産物として作られてきた竹細工。先代の父の時代には、多い時で10人ほどの職人がいたそうですが、今や桑原さんが日奈久で唯一の竹細工職人になりました。学校などで使われる箸をはじめ、籠や蒸篭(せいろ)などの注文も多く、著名な歌舞伎役者が使用する茶道具箱の修理も請け負っています。材料となる竹の切り出しから加工までを全て1人で行うため、作れる量は限られます。しかし、熟練の技で生み出される製品は使うほどに手に馴染み、独特の風合いを醸し出しています。「(装飾品として)飾っておくのではなく、日常的に使うことで良さが分かる」と、笑顔の奥に確かな自信が込められていました。

作品づくりを行う上で
こだわっていることとその理由

地元の山で育った竹を切り出し、油抜きから湯炊き、天日干しという工程を経て加工しています。節が長く柔らかくしなり、加工しやすい真竹は籠やザルなどの編み込んで作るもの、硬い孟宗竹は、強度が求められるシャモジや箸と、製品によって竹の種類を使い分けています。良い素材で作ったものは仕上がりが違い、5年、10年と使うほどに艶や味わいが出て、もし壊れた場合でも、修理さえすればさらに長く使えます。日奈久で最後の竹細工職人として、できるだけ長く仕事を続けながら次の世代に技術を引き継ぎ、竹細工を残していきたいと思います。

逸品一点

おきんじょ人形

Artwork Title

おきんじょ人形

明治時代に実在した湯女で、評判を呼んだ「おきん」がモデルと言われる、桐で作られた郷土人形。一体一体に描かれる前掛けの柄や表情に職人の個性が表れるとあって全国にファンが。現在作っているのは桑原さんだけとあり、注目を集めています。

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事業者概要

Company overview
工房名・屋号等
桑原竹細工店
代表者名
桑原哲次郎
TEL
Tel.0965-38-0336
MAIL
info@takezaiku.com
住所
八代市日奈久中町315
主な販売スポット
熊本県伝統工芸館、くまもと工芸会館、桑原竹細工店

schedule

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熊本が誇る逸品を、是非身近に感じていただけたら幸いです。出展スケジュールは以下の通りです。