くまもと伝統工芸品復興一途|古川工房の作家 林田正晴

artisan

林田正晴

古川工房の作家 林田正晴のメイン画像

artisan name

古川工房林田正晴

Genre

木工・竹細工

古川工房の作家 林田正晴のプロフィール画像

profile

1961年、人吉市生まれ。1995年、結婚を期に義父で挽物師の古川昭二氏に師事。5年間はサラリーマンを続けながら休日のみ修行を積む。現在、古川工房2代目。

代表作品Creation

feel

  • 銘木の中に眠る
美しい年輪を挽き出す
  • 銘木の中に眠る
美しい年輪を挽き出す

銘木の中に眠る
美しい年輪を挽き出す

「人吉挽物との出会いは、妻との結婚でした」。元々手仕事が好きで、「会社勤めよりものづくりの方が向いている」と感じていた林田さんは、義父である師匠に弟子入りしました。挽物は、木の年輪を引き出すのが特徴。銘木を見分け、美しい年輪を探し当てることを意識しています。主にケヤキを使用するほか、今では入手が難しくなった桑、黒柿、楓などのストックもあります。「口にするものなら口当たりの良さ、無垢材の使い心地の良さをアピールしていきたい」と林田さん。職人同士の情報交換やコラボレーションも活発に行い、クラフトパーク石野公園内の工房にて実演製作&販売を行っています。

作品づくりを行う上で
こだわっていることとその理由

師匠である義父は、昔気質のいわゆる頑固親父で、人を褒めることは絶対にせず、自分の意見を曲げない人でした(笑)。挽物師は、製材以外の全ての工程を1人で行いますが、そうした仕事に対する厳しさも、先代からしっかりと受け継いでいます。木の良さを知ってもらうために、お盆などの伝統的なものでも現代の生活様式に合うよう、機能性やバランスを改良しています。伝統工芸は、変化しないと生き残っていけないので、“守破離”の精神を大切にしながら、“自分にしか作れないもの”を一つでも多く残したいとの思いで製作しています。

逸品一点

お盆

Artwork Title

お盆

丸太を輪切りにしたように見えますが、板目の木目が示す通り、縦に製材したものを使います。使用する木材は、板の状態や荒削りの状態で最低でも5年以上乾燥させます。カンナを当てながら少しずつ丁寧に削り整形。仕上げは漆を薄く塗り重ね、乾燥させることを5回以上繰り返します。

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事業者概要

Company overview
工房名・屋号等
古川工房
代表者名
林田正晴
TEL/FAX
Tel.0966-22-6700/Fax.0966-22-6779
MAIL
hikimonosi@yahoo.co.jp
住所
熊本県人吉市赤池原町1425-1

主な販売スポット
熊本県伝統工芸館、人吉クラフトパーク石野公園など
受賞歴・個展出展歴
人吉球磨総合美展、熊本県美展、西部工芸展、日本伝統工芸展など受賞多数。
2005年、熊本県伝統的工芸品に認定

schedule

くまもと伝統工芸品は、全国の各会場で直接ご購入いただけます。

熊本が誇る逸品を、是非身近に感じていただけたら幸いです。出展スケジュールは以下の通りです。