くまもと伝統工芸品復興一途|藤本鬼瓦製作所の作家 藤本修悟

artisan

藤本修悟

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artisan name

藤本鬼瓦製作所藤本修悟

Genre

その他

藤本鬼瓦製作所の作家 藤本修悟のプロフィール画像

profile

1988年、宇城市生まれ。2013年から2代目であり、父でもある鬼師・藤本康祐さんのもとで研鑽を積み、3代目として鬼瓦の制作や復元などを担っている。また、伝統工芸に親しみを持ってもらおうと、観賞用瓦製品なども制作。

代表作品Creation

feel

  • 伝統工芸の枠を飛び越え
常に挑戦し続ける
  • 伝統工芸の枠を飛び越え
常に挑戦し続ける

伝統工芸の枠を飛び越え
常に挑戦し続ける

祖父で初代の藤本勝巳さんが1965年に創業した「藤本鬼瓦製作所」。瓦で大物の龍を制作しており、国内でも同製作所のみが持つ技術を誇ります。現在、日本に150人ほどしかいないと言われている“鬼師”。3代目の修悟さんは、日本の瓦業界が縮小する中、祖父の代から受け継がれてきた技術を伝承しながら、時代に合った瓦製品の制作を目指し、「自分ならではのアプローチの仕方で伝統工芸としての価値を上げ、多くの人に関心を持ってもらいたい」と語ります。他ジャンルのアーティストともコラボするなど、伝統工芸の枠に捉われない試みに挑戦し、「瓦業界を盛り上げていきたい」と今後の展開にも意気込みを見せています。

作品づくりを行う上で
こだわっていることとその理由

怒りを表す作品を作る時は、制作時にも激しい音楽を聴き、自分自身も怒りを覚えるニュースの情報を得たり、悲しみを表す時は切ない音楽を聴きたり、映画を見て泣いたりと、自分の感情をコントロールしながら、エネルギーを昇華させて作品作りを行っています。また、龍や鬼などを作る際は、自分がそのものになったつもりで制作に没頭しています。さらに、土と会話しながらよく観察し、土の調整や彫刻などの制作工程を踏み、作品と向き合っています。これからも自由な発想で想像力を膨らませ、既成概念に捉われない作品を作り続けていきたいです。

逸品一点

龍の香炉

Artwork Title

龍の香炉

今年の干支にちなみ、龍をモチーフに日常使いできるようにと制作。全長18㎝で、両面を型抜きして一つにつなぎ合わせるなど、完成までに1カ月ほどを要します。お香を炊くと、口や体の穴から煙が流れ出て、まるで龍の息吹のように見えます。

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事業者概要

Company overview
工房名・屋号等
藤本鬼瓦製作所
代表者名
藤本康祐
TEL
Tel.0964-43-2062
MAIL
fujioni01@gmail.com
URL
https://fujimoto-oni.com/
住所
宇城市小川町河江292
主な販売スポット
熊本県伝統工芸館、熊本城二の丸お休み処、不知火美術館
受賞歴・個展出展歴
2017年 熊本城天守閣復旧整備工事に伴い、小天守鯱瓦を制作
2023年 フランスの企画展、第11回『「伝統と先端と」~日本の地方の底力~』に出展
2023年 「やまがアート」(山鹿市)に出展
2024年 光源寺(菊池市)に2m80㎝と3mの2体の龍を制作

schedule

くまもと伝統工芸品は、全国の各会場で直接ご購入いただけます。

熊本が誇る逸品を、是非身近に感じていただけたら幸いです。出展スケジュールは以下の通りです。