くまもと伝統工芸品復興一途|合同会社魚返豊州堂の作家 魚返倫央

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魚返倫央

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artisan name

合同会社魚返豊州堂魚返倫央

Genre

その他

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profile

1966年、人吉市生まれ。球磨工業高校建築科を卒業後、東京表具で丁稚奉公として5年間修業。さらにお礼奉公1年を終え、1991年に魚返豊洲堂に入社。その後、4代目を継ぐ。

代表作品Creation

feel

  • 卓越した技術は
次世代へ渡すバトン
  • 卓越した技術は
次世代へ渡すバトン

卓越した技術は
次世代へ渡すバトン

掛け軸や屏風、襖や書画などの表装、修復を手掛ける魚返豊洲堂の4代目・魚返倫央さん。今なお徒弟制度が残る東京表具で修行を積み、卓越した技術と幅広い知識を身に付けました。人吉に戻ってからも、仕事の傍ら全国技能グランプリに熊本県代表として出場を重ね、2007年には4位入賞を果たしました。「再生可能なものづくりこそ日本の伝統文化」と考える魚返さん。何百年も使われてきた伝統的な糊を使うのもその一つ。「私の仕事は、次の世代に引き継ぐバトンを預かっているだけ。そのために技術を常に更新してゆくのが指物師の役目です」と未来を見据えます。

作品づくりを行う上でこ
だわっていることとその理由

東京表具時代には、重要文化財や老舗料亭、総理大臣邸、著名人の邸宅などの表具製作などにも携わりました。文化財保存修復学会の正会員でもあり、熊本市の泰勝寺茶室(仰松軒)の修復工事にも参加。障子・襖・腰張りや、透かし太鼓襖を、建築当時の姿に完全修復するという貴重な経験を得ました。掛け軸の傷んだ本紙の修復には、“漉きはめ”の技術を用います。表装の仕事は、「必ずもう一度やる」というつもりで行います。つまり、何十年後かに仕立て直しをする前提です。また、趣味のアニメキャラクターを和紙にプリントした、「萌え襖」の製作なども行います。

逸品一点

屏風

Artwork Title

屏風

印象派の画家ベルト・モリゾの『トイレの女』を二曲屏風に。著作権が消滅したパブリックドメインの名画などを、大型プリンターでプリントした見本です。使用する越前和紙は精細な奥行きが出ます。手軽に持ち運びができる伝統的な屏風を、現代の生活空間に取り入れやすくするアイデアです。

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事業者概要

Company overview
工房名・屋号等
合同会社魚返豊州堂
代表者名
魚返倫央
TEL/FAX
Tel.0966-23-2237/Fax.0966-23-2238
MAIL
info@uogaeshi.kumamoto.jp
URL
https://uogaeshi.kumamoto.jp/index.html
住所
熊本県人吉市上青井町182-5
主な販売スポット
熊本伝統工芸館
受賞歴・個展出展歴
2007年 第24回技能グランプリ4位(敢闘賞)

schedule

くまもと伝統工芸品は、全国の各会場で直接ご購入いただけます。

熊本が誇る逸品を、是非身近に感じていただけたら幸いです。出展スケジュールは以下の通りです。