くまもと伝統工芸品復興一途|蔵々窯の作家 許斐良助
許斐良助
artisan name
蔵々窯許斐良助
Genre
陶磁器
profile
1958年、天草市生まれ。九州産業大学芸術学部卒業後、天草市の丸尾焼で修業。その後、熊本市の山幸窯の山本幸一氏のもとで学び、1992年に故郷の維和島(上天草市)で開窯。
代表作品Creation
-
Artwork Title
寸止めCUP
陶芸教室の参加者が電動ろくろを回し、せっかく成形できていたものが崩れ落ちる際の陶土が波打つような歪み。ろくろを回す緊張感の中で、意図せずに現れる歪みの美しさをカップに収めた作品です。持ちやすく軽いので、見る楽しさや美しさの中にも使いやすさを兼ね備えています。
この作品の購入ページへ -
Artwork Title
FAKE CUP
壊れていくもの、崩れていくもの、錆びていくもの、朽ちていくものの中にある“美”を焼き物によって表現。左端の作品は、ブリキのバケツをオマージュして制作したもの。右側2作品は、手製の革製品のバッグにインスピレーションを受け、無造作に打ち込まれていたリベットの並びなども再現しています。
この作品の購入ページへ
feel
誰にも真似できない
唯一無二のものを生み出す
大学で油彩画を専攻し、帰郷後、小・中学校の美術教師として勤めていた許斐さん。しかし、次第にろくろを回す魅力に取り憑かれ、陶芸の道へ進みました。「人には真似できないものを生み出したい。不思議な作品を作りたい」という思いを抱き続け、唯一無二の個性豊かな作品を作り出しています。また、器だけでなく、オブジェなどの造形物も制作。遊び心が垣間見えるユニークなものや、見る側に何かを訴えかけるような作品の数々は、陶芸の枠を越え、現代アート作品にも通じるメッセージ性を持っています。創作活動と並行して陶芸教室も開催しており、県内外から多数の陶芸愛好家が窯を訪れます。
作品づくりを行う上で
こだわっていることとその理由
子どもの頃から何事も突き詰めるタイプで、「人には真似できないものを生み出したい。不思議なものを作りたい」との思いで作陶してきました。磁器でありながら、一見すると陶器にようにも見えるのが蔵々窯の作品の特長の一つ。白色の天草陶石を原料に、あえて砂などの成分を混ぜ合わせ、鉄分を含んだ釉薬を塗った後に拭き取って焼き締めます。これまで、日常生活の中から創作のヒントを得ながら、試行錯誤を繰り返して作品を作ってきました。自然やモノ、生き物の中にある“ありのままの美しさ”を、陶芸を通して表現しています。近年は、天草砥石を使い、焼き締めることで砥石の模様の魅力を引き出す作品作りにも挑戦しています。
Artwork Title
寸止めCUP
陶芸教室の参加者が電動ろくろを回し、せっかく成形できていたものが崩れ落ちる際の陶土が波打つような歪み。ろくろを回す緊張感の中で、意図せずに現れる歪みの美しさをカップに収めた作品です。持ちやすく軽いので、見る楽しさや美しさの中にも使いやすさを兼ね備えています。
この作品の購入ページへ事業者概要
- 工房名・屋号等
- 蔵々窯
- 代表者名
- 許斐良助
- TEL
- Tel.0964-58-0990
- rkonomi6@gmail.com
- 住所
- 上天草市大矢野町維和上1005
- 主な販売スポット
- 同窯元、熊本県伝統工芸館、石山離宮 五足のくつ、春風庵、藍の岬、FILL、boketto
- 受賞歴・個展出展歴
- 1997年 日本陶芸展入選(毎日新聞社主催)
2000年 西日本陶芸美術展入賞(熊本県知事賞)
第38回 朝日陶芸展入選(朝日新聞社主催)
第3回 出石磁器トリエンナーレ展入選(読売新聞社主催)
熊日総合美術展「21世紀アート大賞2000」グランプリ受賞(熊日新聞社主催)
2002年 KUMAMOTOビエンナーレⅠ2002「海月の骨」奨励賞
2007年 西日本陶芸選抜30人展~次世代を担う土と炎の人~
schedule
くまもと伝統工芸品は、全国の各会場で直接ご購入いただけます。
-
熊 本
2024 -
東 京
2024代官山T-SITE GARDEN GALLERY https://store.tsite.jp/daikanyama/作家紹介
山鹿灯籠よへほ会がやってくる!
-
京 都
2024大丸京都店 4階 「暦2」(こよみごよみ) https://www.daimaru.co.jp/kyoto/山鹿灯籠よへほ会がやってくる!
-
大 阪
2024ルクア イーレ 9階
(梅田蔦屋書店内) https://www.lucua.jp/shopguide/id472.html -
福 岡
2024大丸福岡天神店 6階フロア https://www.daimaru-fukuoka.jp/